Exotec Nihonは10月2日、倉庫・物流センターで働く全国の1031人を対象に実施した、業務負担や定着意向、倉庫内作業用ロボットに関する調査結果を発表した。
調査はマクロミルが8月21~27日に実施。回答者のうち438人(42.5%)がパート・アルバイトで、その61.4%が女性だった。
調査結果によると、倉庫・物流センターで働く人の51.0%が転職・離職を意識していることが分かった。年代別では20代が65.5%、30代が60.9%と、若年層ほど高い割合だった。
転職・離職を考えている人に理由を聞いたところ、全体では「身体的負担が大きいから」が39.7%で最多。「給与・待遇面に対する不満」が39.4%で続いた。
雇用形態別では、パート・アルバイト(216人)は「身体的負担が大きいから」が45.8%で最も多く、「給与・待遇面に対する不満」の33.8%を12.0ポイント上回った。一方、会社員(301人)は「給与・待遇面に対する不満」が43.2%で最多、「身体的負担が大きいから」は35.5%だった。
日ごろ大変だと感じる業務については、「重い荷物の持ち上げ・運び出し」(複数回答)がパート・アルバイトで57.1%、会社員で39.0%となった。男女別では女性52.7%、男性43.5%だった。
全体では、1位が「過酷な環境下での作業」22.9%、2位「重い荷物の持ち上げ・運び出し」21.9%、勤務中の歩数が1万歩以上の人は35.7%だった。
またロボットに任せたい作業については、「重いものの持ち上げ・移動」がパート・アルバイトで66.2%、会社員で58.8%と、いずれも最多となった。転職・離職理由の1位である「身体的負担」に対し、ロボットに任せたい作業で「重量物の取り扱い」が最多となった点が、同調査の特徴となる。
一方、倉庫・物流センターで5年以上働いている566人に継続理由を聞いたところ、「業務に慣れていて楽だから」が35.0%、「自宅からの通勤アクセスが良いから」が34.6%、「転職するのが面倒だから」が32.7%だった。「給与に満足しているから」は9.2%、「身体的負担が少なく働きやすいから」は3.7%にとどまった。
Exotecは今回の調査を、倉庫自動化を人員削減のためだけの設備投資ではなく、倉庫のキャパシティ最大化や作業効率向上、採用力・定着力の強化を図る経営投資として議論するための材料と位置付け、物流企業との対話に活用していくとしている。
改正物流効率化法/7割近くが「内容知らない」、認知不足が鮮明に

