![]() 《GadgetPlus ABC支援システム》 はABC計算の一連の処理を行うソフトウェアと 導入手法がセットになった、継続的ABCシステム構築のためのツールです。 |
■ABCは商品や顧客に関する意思決定や業務の改善・改革に役立つコスト計算・経営管理の手法です。 ABCでは製品やサ―ビスを提供するための活動を認識し、その活動を中心にコスト計算を行うため、 最終的な製品・サ―ビス別のコストだけではなく、そのコストの発生要因(活動回数と単価)も明確になる という優れた面があります。 現在、ABCはその情報の有用性から多くの物流・流通企業様に導入されつつあります。 (※ABCはActivity Based Costing:活動基準原価計算の略です) ■ABCの計算では財務会計で集計された費目別のコストを人・スペース・設備などの資源に分割・集計し、 資源別のコストはさらにその資源を消費した入荷・梱包・出荷などの活動に割り当てます。 このときの割り当て基準には実際の作業時間や稼働時間あるいはアンケートによるパーセンテージなどが 使われます。活動に割り当てられたコストはさらにコストオブジェクトと呼ばれる商品や顧客、納入先等に 割り当てられます。このときの割り当て基準にはパレット数やピッキング個数、伝票行数など資源の消費量と 比例関係にあるような値が使われます。 ■GadgetPlus ABC支援システムはこれらの一連のABCの処理を支援するために @データ処理ツール、AABC計算ツール、BABC導入フレームワーク を提供します。 @データ処理ツール ABCでは既存の関連システムが生成した多くのデータを利用します。これらのデータはもともとABCの ためのデータではないので利用するときに様々な処理を施す必要が出てきます。このときデータの集計・加工 を行うのが『ホットコマンド』というツールです。またホットコマンドは計算結果のレポートを作成するときにも 役立ちます。ホットコマンドは以前弊社が表計算ソフトでABCのデータ処理を行っていた時にその生産性を改善する為に 開発を開始したものです。当時に較べて3〜10倍の生産性向上を実感しています。 表計算ソフトでABCを実施されている企業様には必ず役立ちます。 AABCモデル定義・計算ツール ABCではABCの方法に従った計算方法(ABCモデル)を定義したり、或いは作成したABCモデルを メンテナンスする、といったことが必要です。特に定期的な運用では組織変更や業務内容の変更に伴った ABCモデルのメンテナンスは不可避です。このABCモデル構築・メンテナンスの作業を簡単に行えるように するのが『PATHCalc』というツールです。また、PATHCalcには標準原価計算、未利用のキャパシティコスト の計算や計算ドライバーのサポート、商品・顧客別資源明細書・活動明細書の作成といったABCを活用する ために必要な機能が盛り込まれています。 BABC実施フレームワーク ABCの導入手順やモデルの精緻さは目的や許容できる時間・コストによって様々ですがGadgetPlusでは 短期間・低コストで導入可能な導入手順のフレームワークを策定してお客様に提示しております。 ![]() ■ABC計算システム構築時の問題点 毎月運用するようなABC計算システムを構築する場合、考慮しなければならないいくつかのポイントが あります。 2.1 データ抽出元の違いによるコードや括りの差異の解決 例えば財務会計データと人事系データで部門コードや部門の括りが異なる、といったように利用する データに整合性がないという問題は頻繁に起こります。この対策が必要です。 2.2 顧客、商品等の追加削除への対応 顧客や商品の追加削除やそれに伴う関連テーブルのメンテナンスなど、ユーザによるシステム メンテナンスは運用上とても重要です。ABC計算システムではこの作業を容易に行えるように工夫する 必要があります。同時に、可変項目には勘定科目や部門、取引先などありますがどのレベルまでユーザ メンテナンスで対応可能にするの判断も重要となります。 2.3 ABCモデルの変更への対応 組織や業務内容が変わればABCモデルもそれに合わせて変更する必要が出てきます。この作業も ユーザが容易に行えるようにシステム構築する必要があります。 2.4 過去データの再計算への対応 1年通期で結果を見たい場合、過去の計算方法や条件を統一したい場合があります。このような場合、 以前に遡って再計算できることが必要となります。 2.5 月々のデータ項目のばらつきへの対応 勘定科目など月によって金額(項目)が発生したり、しなかったりするデータがあります。このような 項目を集計の列項目に設定した場合、エラーになる可能性があるのでその対応が必要となります。 2.6 活動と成果のずれの対応 例えば、当月、A社に対する営業活動を行ったがA社への販売実績は次月以降になる、といったような 活動と成果のずれを如何に吸収するかがABCシステムを毎月運用する上で問題となります。 ■ABC計算システムの構築例 ABC計算システムの大きな流れは @外部のシステムからのデータを読み込んで、 AABC設計で定義したモデルに従ってABCの計算を行い、 B活動単価情報や製品別・顧客別収益性情報を出力する、 と言った流れになります。さらに、継続的に運用するABC計算システムではデータ間の整合性をとるために コード変換テーブルや割り当て対象を定義する区分テーブルなどが必要となります。そして、これらの テーブルは常に修正されることを念頭に置く必要があります。本システムの特徴は、通常用いられる開発言語を 使用しないで、ホットコマンドというツールを用いている為に、非常に開発効率が高く、メンテナンス性に優れているという点にあります。 ![]() ■ABCシステムは、変化の激しいシステムです。固定的なシステムより、常に変化することを前提にしたシステム作りが必要です。 ガジェットプラスではABC支援ツールを駆使して短期間、ローコストで継続的に運用可能なABC 計算システムを構築するサービスを提供しています。ABCを既に導入してその運用コストの削減とさらなる 活用をお考えの企業様、これからABCの導入をお考えの企業様、ぜひGadgetPlus ABC支援システムを ご検討下さい。 ■製作・発売元 株式会社 ガジェットプラス |