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フェデックス/社員の積極的な参画と投資を通じてCSR活動を強化

2011年08月10日/未分類

フェデラル エクスプレス(フェデックス)は8月10日、「2010年グローバル・シチズンシップ・レポート」を発行した。

このレポートでは、協業と投資がどのようにビジネス機会を創出し、世界を責任ある方法でつなぐのに貢献しているかを紹介している。フェデックスは29万人に上る全世界の社員の強力なサポートと数々の適切な投資のもと、グローバル・シチズンシップに関する2020年までの目標達成に着実に近づきつつある、としている。

アジア太平洋地域の例では、「エコドライブ」というシンプルながら革新的なプログラムを導入することで、日本最大の営業所において5%の燃費効率改善を達成した。このエコドライブは日々の運転パターンを変えることで環境負荷軽減を図ろうとするプログラムで、日本のリードのもとスタートした。

フェデックスのクーリエ(集配担当者)は講義と実地訓練の双方でエコドライブの具体的な技術を学ぶ。またエコドライブのさらなる浸透に向けて、エコドライブ5カ条が書かれたキーホルダーや車両に貼り付けるステッカーも配布された。

今後、数百人に上るフェデックスの社員がエコドライブの技術を身につけられるよう、このプログラムをより大きな規模で展開する。

2010年グローバル・シチズンシップ・レポートでは社員の運転技術だけでなく、使用燃料の削減に大きく貢献する集配ルートや集配車両についても紹介。フェデックスでは現在、ROADS(Route Optimization and Decision Support)という複雑なテクノロジーを導入。

このROADSは事前の計画や集配ルートの特定に加えて、集配車両内の貨物の配置アドバイスも可能で、このテクノロジーのおかげで社員は締め切りのプレッシャーのかかった状態でも効率的な判断を下せるようになった。計画づくりが事前になされるため、各営業所はすべての貨物に対し最も効率的な配達ルートを設定できるようになる。

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