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神戸製鋼/チタン事業強化に工場新設など75億円投資

2012年03月08日/生産

神戸製鋼は3月8日、チタン事業における航空機分野(合金チタン)・一般産業分野(純チタン)双方の生産能力を強化すると発表した。

投資額は、日本エアロフォージ(以下:Jフォージ)への出資金15億円を含め75億円。具体的には、高砂製作所(兵庫県高砂市)の「新リングミル工場の建設」と「大型鍛造製品用熱処理・検査設備の導入」、同社100%出資会社である神鋼特殊鋼管(山口県下関市)では「チタン溶接管ラインの増強」を実施する。

新リングミル工場の建設では、高砂製作所(兵庫県高砂市)にリングミルを保有しているが、稼動後20年以上が経過し老朽化が進行していることから、所内に「新リングミル工場」を建設する。新工場の建設によりリングミルの生産能力は現行の約2倍となる。なお、既存のリングミルは、認定等の移管が完了した時点で休止する予定。

大型鍛造製品熱処理・検査設備の導入し、チタン大型鍛造品の国内重工メーカー向け拡販を目指す。生産能力は、従来の約3倍となる。

神鋼特殊鋼管(山口県下関市)でのチタン溶接管ラインの増強では、国内最大規模のチタン溶接管専用工場に新ラインを増設し、新興国(電力用)・中東 (海水淡水化プラント用)向けの需要拡大に対応する。

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