TNTジャパンはシンガポール向けにパッシブコンテナ(vaQtainer)による治験薬のコンテナ輸送を開始し、成功したと発表した。
治験薬輸送で温度逸脱のリスクを避けるため、定温輸送が必要なアジア・欧米での治験実施国への治験薬供給や海外で製造された治験薬の調達に対して、国際輸送サービスの提供を展開してきた。
5月には、東京・新木場オペレーションセンター内でパッシブコンテナの管理基地としての運用を開始し、11月に日本発シンガポール向けにパッシブコンテナによる「コンテナ内温度マイナス20度(プラスマイナス5度)条件」の治験薬のドア・ツー・ドア輸送に成功した。
今回の輸送では、集荷拠点からシンガポールの荷受人拠点への配送所要時間は約27時間だったが、輸送全行程中パッシブコンテナ内温度は、外気温に影響されることなく、マイナス20度でほぼ一定に保たれ、コンテナの性能とTNTのドア・ツー・ドアの一貫輸送による高品質なサービスが証明された。