三菱ふそうトラック・バスは8月23日、国土交通省にスーパーグレートのリコールを届け出た。
不具合の部分は原動機(オフセットファンシャフトプーリー)。
大型トラクタの冷却装置において、ファンシャフトプーリーベアリングの選定が不適切なため、高速走行時にシャフトが傾き、プーリーベアリングの密閉性が低くなることがある。
そのため、プーリー内のグリースが漏れ、潤滑不良でベアリングが異常摩耗して、ベアリングが焼き付き、最悪の場合、ファンがラジエータに干渉して冷却水が漏れ、走行不能になるおそれがある。
全車両、対策品のベアリングを組込んだファンシャフトプーリーブラケット一式(ブラケット、プーリー等)に交換する。 また、ファンベルト、ファン、ラジエータを点検し、本不具合による損傷が認められた部品は新品と交換する。
リコール対象車の台数は計1808台。不具合の件数は22件、事故はなし。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001141535.pdf