ヤマトロジスティクスは4月1日、医療機関向けに「カルテ保管サービス」を開始する。
カルテ保管サービスは、中小規模の医療機関や廃院予定の医療機関が所有するカルテ原本の保管について、最大10年までの一括保管契約を行い、確実なセキュリティの下、保管に使用するダンボールを箱単位で在庫管理を行い、必要に応じてYLC の倉庫から箱単位でカルテの現物を取り寄せることができる。
緊急でカルテが必要な場合は、対象のカルテをデータ化して送付することも可能で、保管期限到来後は、未開封のまま溶解処理工場で確実に処分し、溶解完了証明書を発行する。
このサービスは、厚生労働省ガイドラインに準拠した保管を行っており、経済産業省の「グレーゾーン解消制度」を通じ、関係法令と省令や規定に抵触しないとの回答を受けている。
稼動中の医療機関、廃院後のカルテの保管にも対応する。
最大10年までの一括保管契約が可能なため、廃院後のカルテ管理体制の不安を取り除く。緊急にカルテが必要な時には、このカルテをデータ化しての送付や、原本発送で対応するので、使用頻度が少なくなったカルテを効率よく保管できる。
保管倉庫は、指紋認証による限られた社員だけが入室できる仕組みや、監視カメラ等により厳重に管理されている。
保管期限到来後は、未開封のまま溶解処理工場で確実に処分し、溶解完了証明書を発行する。 処理後は各種製品に再生するため環境マネジメントにも対応している。
事業開始当初は東京エリアでサービスを行い、その後順次エリアを拡大していく。