商船三井は6月30日、7月1日から、全運航船を対象に「安全キャンペーン」を開始すると発表した。
商船三井は、安全運航を社会的使命かつ最重要課題とし、“世界最高水準の安全運航”を目指している。
取り組みの一環として、社長以下、役員・従業員が積極的に訪船活動を行い、現場の安全を司る乗組員と共に事故防止に関しての情報・意見交換を実施する。
実施期間は、2017年7月1日~2018年3月31日で、対象船舶は、商船三井運航船(ドライバルク船、油送船、LNG船、自動車船、コンテナ船)グループ会社運航船(フェリー、客船など)。
主要テーマは類似した船上労災が繰り返し発生している原因を追究し、再発防止策を乗組員と共に考えることに焦点を当てる。
昨年度からテーマに掲げている「Return to basics(基本に立ち返ること)」を実践するため、あらゆる場面で「Stop and think more(一旦立ち止まってもう少し考えること)」を習慣付けて労災撲滅を目指し、実践的なケーススタディを活用して様々な角度から対抗策を講じることの重要性を共有する。