日本郵船は12月7日、11月と12月に、中国の大連海事大学と上海海事大学の学生計78人に奨学金を贈り、それぞれの大学で授与したと発表した。
<前列左から6番目が日本郵船の高泉宏康中国総代表、前列左から5番目が大連海事大学 Zhao Youtao副校長>
<前列左から3番目が日本郵船の高泉宏康中国総代表、前列左から4番目が上海海事大学 施欣副校長>
大連海事大学の授与式は11月13日に行われ、国際的な視野を持ち社会的責任と知性ある若者に成長してほしいとの期待を込めて、42人の生徒に奨学金が授与された。式典では日本郵船の髙泉宏康中国総代表と同大学のZhao Youtao副校長が式辞を述べた。
12月6日には、上海海事大学で髙泉中国総代表から36人の学生へ奨学金を授与した。同大学の施欣(Shi Xin)副校長は、日本郵船との協力関係を振り返り、過去17年にわたる海事教育への継続的な支援に謝意を伝えた。
また、授与式に先立ち10月25日には、同大学にて髙泉中国総代表が「日本海運の歴史と今」というテーマで講義し、約50名の学生が熱心に耳を傾けた。
日本郵船は企業の社会的責任(CSR)を果たすべく、教育を通じた社会貢献活動の一環として2001年から両校の学生に対する奨学金制度を継続しており、授与した学生は今回で延べ1052人となる。日本郵船では今後も、良き企業市民として社会に貢献するため海事教育の支援を継続するとしている。