LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





アサヒ、キリン/物流分野の協業拡大で国土交通大臣表彰

2017年12月07日/CSR

国土交通省は12月7日、2017年度グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰について、国土交通大臣表彰1件、国土交通省物流審議官表彰1件、グリーン物流パートナーシップ会議特別賞1件の表彰を決定し発表した。

受賞者は国土交通大臣表彰が「アサヒビール、キリンビール物流分野における協業拡大」日本通運他3社。

内容は、日本通運、アサヒビール、キリンビール、日本貨物鉄道によるもの。商品販売では競合する同業他社間での共同輸送とモーダルシフトを行い、CO2排出量削減、省労働力化を実現。生産・出荷拠点の変更を通じた効率的な鉄道貨物輸送力の活用や、共同配送センター開設による荷さばきの効率化等を実施した。

実施により、CO2削減量は1236.0 t-CO2/年、CO2削減率は50.6%となっている。

国土交通省物流審議官表彰が「冷凍食品におけるモーダルシフトの取り組み」ロジスティクス・ネットワーク他3社。

内容はロジスティクス・ネットワーク、ニチレイフーズ、オーシャントランス、日本通運による冷凍食品におけるモーダルシフトの取り組み。冷凍食品輸送でモーダルシフトの拡大に継続的に取り組み、CO2排出量削減、省労働力化を実現。

需要予測システムを活用した輸送の平準化や複数荷主を組み合わせた幹線輸送の共同化等のモーダルシフトの高効率化に係る取組を全国各地で実施した。

CO2削減量は1472.8 t-CO2/年、CO2削減率は5.1%だった。

グリーン物流パートナーシップ会議特別賞が「公共交通を活用した貨客混載による農産物販路拡大事業」 常陸太田産業振興他5社となっている。

内容は、常陸太田産業振興、道の駅ひたちおおた農産物等直売所出荷者協議会、茨城交通、丸正ニューフーズ、中野区、常陸太田市による公共交通を活用した貨客混載による農産物販路拡大事業。

道の駅を発着する高速バスのトランクルームを活用した貨客混載により、鮮度が求められる農産物を地方から首都圏へ素早く、安価で継続的に輸送できる物流体系を構築。着地自治体と連携した受渡し場所確保、鮮度を保つための専用保冷ボックス導入等を実施した。

国土交通省は経済産業省や産業界と協力し、荷主及び物流事業者等の協力により持続可能な物流体系の構築に顕著な功績があった優良な取組に対し、「グリーン物流優良事業者表彰」を実施している。

CO2削減量は2.9 t-CO2/年、CO2削減率は23.2%だった。

関連記事

CSRに関する最新ニュース

最新ニュース