パルシステム連合会は3月8日、グループの物流専門会社であるパルラインが、同月1日に都内で現場の業務改善の成果を競う「パルラインカップ」を開催したと発表した。
パルラインカップでは、応募があった66事例の中から予選を通過した10事例が発表された。
事例のなかには、国の文化や性別などの隔てなく誰でも着用しやすい制服を目指した改善事例や、レイアウト変更による作業負担軽減など、作業効率化やコスト削減につながる現場ならではの多様な提案と実践が発表された。
審査の結果、最優秀賞には八王子センターによる「受発注業務のデジタル化」が選ばれた。同事例では、慣例的に紙で管理されていた帳簿をデータ化し、複数の担当によって共同管理できるようにすることで、業務の簡素化と受発注業務にかかる時間短縮を実現している。
そのほか、優秀賞には相模青果センターの「障がい者就労継続支援A型事業所から来る障がい者の方たちとの作業体験」、来賓特別賞は新治センターBの「職場でできるSDGsの取り組み~カスタマーボイスでフードロス削減~」が受賞した。
<最優秀賞を獲得した八王子センターの従業員(右端はパルラインの太田 賜嗣夫社長)>