いすゞ自動車は10月9日、国土交通省にフォワードのリコールを届け出た。
不具合の部分は排気管と電気装置(後部灯火器)。
中型トラックの排気管で、溶接部の強度が不足しているため、排気管内圧により溶接部に過大な応力が発生し、排気管内部に亀裂が生じることがある。そのため、そのまま使用を続けると亀裂が進行し、最悪の場合、排気ガスが漏れるおそれがある。
全車両、排気管を対策品に交換する。
リコール対象車の台数は計3万970台。不具合の件数は49件、事故はない。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001056990.pdf
後部灯火器は、中型のダンプ架装用トラックで、灯火器(尾灯、制動灯、後退灯及び方向指示器)のハーネス保護が不適切なため、ハーネスに着雪するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、雪が氷状となり走行時の振動によりハーネスに応力が加わり、最悪の場合、ハーネスが断線して、後部灯火器が不灯となるおそれがある。
全車両、後部灯火器の裏側に保護カバーを追加する。
リコール対象車の台数は計1万795台。不具合の件数は13件、事故はない。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001056988.pdf