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ANA/4~6月の国際線貨物売上高18.1%増の236億円

2011年07月30日/決算

全日本空輸(ANA)が7月29日に発表した2012年3月期第1四半期決算によると、貨物事業の国際線貨物は輸送重量が14万644トン(前年同期比6.2%増)、売上高236億円(18.1%増)となった。国際線の郵便輸送重量は5926トン(10.2%増)、売上高は8億円(10.2%増)だった。

国際線貨物は、震災による自動車部品・半導体等のサプライチェーンへの影響により航空貨物輸送全般の需要減が懸念されたものの、緊急性の高い医療品・水等の生活物資、タバコ関連物資、部品の在庫転送等、航空輸送の特性を活かした需要が高まった。

震災による旅客需要の減退に対応した他社旅客便の機材小型化・減便等により、航空貨物全体の供給スペースが逼迫する中で、堅調に輸送量を確保した。

国内線貨物は、輸送重量が10万8575トン(4.7%増)だったが、売上高は79億円(4.6%増)。国内線郵便輸送重量は8268トン(4.8%増)、売上高は8億円(4.3%増)だった。

国内線貨物は、震災の影響による一部国内線運航機材の小型化により、貨物搭載可能スペースが減少したことに加え、仙台空港において貨物上屋が被災したことにより貨物の取り扱いができない状況(6月13日より到着小口貨物のみ取り扱いを再開)となったが、震災の影響で北海道路線を中心に陸送からの代替需要が発生したこと等により、貨物需要が増加した。

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