日本郵船は9月21日、フィリピンのビジネスパートナーのトランスナショナル・ダイバーシファイド・グループ(以下、TDG)と共同運営する商船大学(NYK-TDG MARITIME ACADEMY)で、第一期生116人の卒業式典を執り行ったと発表した。
<写真左から:ウィルソン・トラヴィナ NTMA校長、 卜部敏直 在フィリピン日本国大使、 同社社長 工藤泰三、 ロサリンダ・バルドス フィリピン労働雇用省長官、 パトリシア・A・サント・トマス NTMA理事長、 ロベルトC.デルガド TDG会長、 同社常務 赤峯 浩一 >
<卒業式典の様子>
卒業生は、大学での3年間の座学と実技演習を修了後、同社運航船での約1年間の乗船実習を無事終え、式典に臨んだ。
第一期生は、フィリピン国内にある商船教育機関の学生を対象に行われる統一テストでトップクラスの成績を収め、現在行われている海技資格試験でも順調に合格して海技免状を取得。免状取得後は、三等航海士・三等機関士として、同社グループの運航船に乗船する。
また、大学の施設拡張、隣接する新たな船員研修施設の建築し、新施設の完工が2013年を予定している。
■NYK-TDG MARITIME ACADEMY概要】
開校日:2007年6月3日
学生:航海科60人、機関科60人
講師:約40人(非常勤含む)
場所:マニラ近郊のカンルーバン市
教育システム:3年間の座学・実技演習と1年間の乗船実習の4年制
理念:学生個々の人格形成と実践的な海事技術の習得を中心にした世界に通用する船員の高等教育を行う。
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