日本郵船は9月20日、「第20回地球環境大賞」の国土交通大臣賞を受賞した。
<授賞式に出席した宮原耕治会長>
今回の受賞は、同社が環境問題を経営上の最重要課題と捉え、空気潤滑システム搭載モジュール運搬船「邪馬台」「大和」の実証実験や運航管理情報統一システム“NYK e-missions’”の導入を積極的に実施してきたことが高く評価されたもの。
空気潤滑システムは、船底に空気を送り込み、泡の力で船舶と海水の摩擦抵抗を低減させるシステムで海上輸送での二酸化炭素(CO2)を削減することが可能。
また、NYK e-missions’は同社グループが運航する約800隻に対し、位置情報や航路上の気象・海象情報を提供するもので、関係者が同じ画面を見ながら話を出来るので、迅速なトラブル対応と、重大事故の可能性を未然に防止することができる。