センコーは9月3日、カザフスタン国鉄と物流業務全般で相互協力をするため、業務提携の覚書を8月31日に締結したと発表した。
＜調印するカザフスタン国鉄のＡ.マミン社長と福田社長＞
カザフスタンでの国内と国際物流、カザフスタンを経由する日本、韓国、中国から中央アジア、 ロシア、欧州へのトランジット輸送の拡大を狙いに、ロジスティクスシステムや施設開発、先端IT技術の活用、競争力のある輸送ルート開発、輸送貨物の増大など、物流業務全般で相互協力する。
特に、国際物流とトランジット輸送の発展に向け、新たな輸送ルートの開発、アジアとヨーロッパ大陸間におけるマルチモーダル輸送の強化する。
ロジスティクスシステムの改革や通関手続きの簡略化、最先端のIT技術を駆使した物流センターの開発などに、両社で相互協力し、強化するとともに、センコーがカザフスタンで物流事業を展開する際には最大の協力をすることも盛り込んでいる。
今後、両社の専門家によるワーキンググループを設け、東アジアとカザフスタン間やカザフスタンを経由する輸送貨物の拡大に取り組んでいく。
なお、12月に稼働予定のカザフスタンと中国の経済特区（自由貿易地域）であるICBCホルゴスで、現在、物流センターも建設中で、カザフスタンで事業拡大を進めるなど、関係を深めている。
