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ワールド・ロジ/上場廃止基準に抵触する見込み

2013年07月02日/SCM・経営

ワールド・ロジは7月2日、2013年6月期末における債務超過を回避する目処がたたず、上場廃止基準に抵触する見込みとなったと発表した。

同社は、2012年6月期に、不採算事業であった大阪フルフィルメントセンター事業の合理化を行ったことに伴い、固定資産の除却損等、多額の損失を計上した結果、2012年6月期連結財務諸表で58億8500万円もの債務超過に陥った。

その後、同社グループ単独での再生が困難であると判断し、2013年3月11日付けで、産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法所定の特定認証紛争解決手続(「本事業再生ADR手続」)の利用申請を行い、事業再生を目指したものの、同年6月11日付け「事業再生ADR手続の終了、第三者割当による新株式発行の中止及び臨時株主総会の開催中止に関するお知らせ」で公表した、対象債権者との調整が整わず、本事業再生ADR手続が成立することなく終了した。

今後の見通しでは、2013年7月2日から監理銘柄指定となり、有価証券報告書を提出した時点で(9月下旬を予定)整理銘柄へ指定され、その1か月後に上場廃止となるが、それまでは市場で売買することが可能。

なお、今後、事業再生のための対応策等如何によっては、大阪証券取引所の決定により、上場廃止の時期が変更になる場合がある。

株主の権利は、上場廃止後も株式を保有した場合は、ワールド・ロジの株主としての権利は従来どおりとなる。

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