センコーは9月26日、愛知県小牧市の小牧PDセンター敷地内に小牧第2PDセンターを増設し、竣工した。
物流の中核となる小牧地区の庫腹拡大を図ったもので、新センターは小牧PDセンター隣接地の老朽化した倉庫4棟をスクラップ＆ビルドし、新たに5階建て物流施設を建設。倉庫面積は2万7000㎡と、建替え前に比べ、1万7000㎡増床した。
＜小牧第2PDセンター＞
＜屋根に設置したソーラーパネル＞
名神高速道路の小牧インターチェンジから約10分の場所に位置し東海地区はもとより、全国への配送拠点として好立地。
1階の中央部分にトラックの通路と荷捌きスペースを設けており、センター内でのトラックの機動性を高めるとともに、天候に左右されない荷捌きを実現した。
中央の通路部分を挟んで、高床で低い天井を持つ西棟、低床で高い天井を持つ東棟を配置し、顧客の商品特性、ニーズに柔軟に対応できる設備環境を整えている。
内陸部に立地し、頑強な地盤に支えられ、自家発電システム、自家給油スタンドを設置するなど、東南海地震などの災害に対応できるBCP対応の物流センターとして機能できる。
環境面では、LED照明などの省エネ照明システムを完備するとともに、建物の屋根に太陽光パネルを設置し、売電事業も行う。
中部地区での事業基盤の強化として、8月に中部住宅物流センター（名古屋市中川区）が稼働、来年7月稼働に向け、名古屋第2PDセンター（名古屋市港区）を建設中だ。
■施設の概要
名称：小牧第2PDセンター
所在地：愛知県小牧市河内屋新田字高笹480-1
敷地面積：2万4722㎡小牧PDセンターと同一敷地内
建物構造：鉄骨造5階建て（東棟：3階建て）
延床面積：2万8314㎡うち倉庫面積2万7163㎡
設備：荷物用エレベータ１基、垂直搬送機6基、ドックレベラー2基、移動ラック、太陽光発電設備、自家発電機、給油スタンド
