経産省/EC事業者の海外進出・越境展開、物流が課題

2013年10月01日 

経済産業省は9月27日、2012年度電子商取引の市場調査をまとめ、日本、米国、中国の3か国間の越境電子商取引の市場規模・予測等について公表した。

日本EC事業者の海外進出・越境展開上の課題として、物流分野では、低い物流品質と煩雑な通関・検疫への対応の課題があると指摘している。

低い物流品質は、物流上における商品の破損の発生や、納期遅延の発生等だが、特に中国国内においては物流品質の低さを指摘する声が多かった。

昨今は、中国大手EC事業者が物流品質向上のために自前の物流網を整備することで、一定の効果を上げているが、消費者アンケートの結果を見ると、低い物流品質を指摘する声は現時点においても多い。

煩雑な通関・検疫への対応も、特に中国との越境EC取引に対して指摘されていることが多い。

事業者へのインタビュー調査からも、昨今の日中外交問題が発生の度、税関でモノが止まるといった声も少なくはない。

<2012年 日本、米国、中国相互間の消費者向け越境EC市場規模(推計値)>
20130930ec2 - 経産省/EC事業者の海外進出・越境展開、物流が課題

なお、日米中の3か国相互間における消費者向け越境EC市場規模は、日本・米国・中国の越境ECによる購入総額合計を2012年では、3780億円と推定している。

<2020年の日米中間の越境EC市場規模予測 パターン4>
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調査結果等に基づき、2020年時点のインターネット利用率、EC利用率と越境EC利用率の発展状況を4通りのパターンを想定し、日本・米国・中国の越境ECによる購入総額合計は、2.3兆円にまで大幅に拡大する可能性があるとしている。

■電子商取引に関する市場調査報告書
http://www.meti.go.jp/press/2013/09/20130927007/20130927007-4.pdf

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