UDトラックスは11月28日、国土交通省にクオン、スペースランナーなどのリコールを届け出た。
不具合の部位は制動装置(ハンドコントロールバルブ)。
大・中型トラック、バスで、駐車ブレーキのハンドコントロールバルブ内ピストンの構造が不適切なため、使用過程での圧縮空気中に含まれる水分によってピストンの全長が増大し、排気バルブの開度が小さくなる場合がある。
そのため、駐車ブレーキチャンバーからの排気が遅くなり、駐車ブレーキに作動遅れが生じ、そのままの状態で使用を続けると、駐車ブレーキの制動力が低下し、最悪の場合、車両が動き出すおそれがある。
改善措置は、全車両、ハンドコントロールバルブを対策品に交換する。
リコール対象車の台数は計343台。不具合の件数は15件、事故は3件発生している。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001020326.pdf