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国交省/労働力不足解消にパワーアシストスーツ

2015年01月30日/SCM・経営

国土交通省は1月29日、パワーアシストスーツの開発動向をテーマに、ユーピーアールと三井物産から講師を招いて「第1回物流技術研究会」を行った。

<荷揚げアシスト装置「AWN」のアシストモード>
20150130powers1 - 国交省/労働力不足解消にパワーアシストスーツ

<ラチェットモード>
20150130power2 - 国交省/労働力不足解消にパワーアシストスーツ

<歩行モード>
20150130power3 - 国交省/労働力不足解消にパワーアシストスーツ

研究会では、物流に関する最新の技術として、手荷役を補助するパワーアシストスーツに注目。物流現場での重労働を軽労働にし、従業員の定着と労働力不足解消、そして腰痛防止による労災対策を兼ねたものと期待している。

電動アシスト自転車と同様、人間の動作を楽にする効果があることから、女性の就業にも役立つものとみている。

現在、パワーアシストスーツは月5万円の価格でレンタルされ、メーカーの製造工場の一部や船の塗装で長時間同じ位置で作業する場合などで利用されている。今後、さらなる改良を図るため、研究会として意見交換したもの。

ユーピーアール、三井物産からは量産化による価格の低下を進める上で、行政の応援を要請している。

なお、この研究会は、物流に関する最新の技術動向を把握すると共に、現場への導入に当たっての課題を整理し、今後の施策に活用するため、物流審議官部門に設置した。

今後、物流に関する最新の技術について、研究開発に取り組んでいる大学等の研究機関や、導入を検討している企業等の研究者から行政としてヒアリングし、導入に向けた課題の整理などを行う予定。

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