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UPS/7~9月の売上高4.9%増、国際小口貨物部門の利益は14%増

2016年10月28日/決算

米国UPSは10月27日、2016年第3四半期決算を発表した。

調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は前年同期比3.6%増加の1.44ドル。国際小口貨物部門の営業利益は14%増の5億7600万ドルとなり、7四半期連続で2桁増を達成した。

総売上高は149億ドル(4.9%増)となり、増収率はフューエル・サーチャージと為替レートの変動によって鈍化した。

為替変動の影響を除いた増収率は5.1%で、フューエル・サーチャージの低下によって増収率が約50ベーシスポイント押し下げられた。

米国国内小口貨物部門は、売上高93億ドル(4.8%増)、1日あたり平均取扱量は部門全体で5.7%増、「Deferred」航空輸送では10%増、「UPS Next Day Air」では5.9%増、「Ground」サービスは5.2%増加した。

企業対消費者間(B2C)の力強い成長の傾向は第3四半期も継続し、企業間(B2B)もオンライン小売の返品を主因にプラス成長となった。

米国国内小口貨物部門では上半期から一貫して、基調的な業績の好調が続き、営業利益は13億ドルで、営業利益率は13.5%。

国際小口貨物部門は、営業利益5億7,600万ドル(14%増)と、第3四半期としては過去最高を記録した。全てのサービスにおける取扱量の増加、基本料金の上昇、ネットワークの効率化が収益性向上に寄与した。売上高は30億ドル(2.2%増)。

サプライチェーン/フレート部門は、売上高26億ドル(8.1%増)で、主に2015年第3四半期のコヨーテ・ロジスティクス社の買収が要因。

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