ARCは12月20日、ARC Japan News 2016-83でARCが市場調査報告書「倉庫オートメーションと制御の世界市場調査報告書」を発表した。
倉庫オートメーションと制御システムは、倉庫業務を管理し制御し自動化する。このARC Advisory Groupの調査では、売上を機能の観点から大きく2つの区分に分けた。倉庫制御と倉庫マテリアルハンドリングである。
倉庫制御には、上位の施設全体の制御システムから、各装置・機器の制御までを含んでいる。倉庫マテリアルハンドリングには、倉庫内のメカトロニクス(MHE)や装置制御に接続されるセンサやドライブを含んでいる。
e-コマースフルフィルメント要求の増加は、倉庫オートメーションと制御システム販売の幅広い分野にわたる伸びを今後も刺激し続けるだろう。小売業者は、非常に多くの、小規模で複数アイテムが含まれた受注を効率よく処理できるシステムに投資を続けている。
また、世界ではe-コマース取扱量の増加に対応して、数多くの小荷物配送業者がある。同時に、製造企業や配送業者は、受注フルフィルメント形態の変化に対処するために投資を続けている。
最後に、企業がこの成長機会に投資したり、ソリューションの品揃えを強化しようとしたりしているので、この市場にはこれまでかなり多くの合併や買収活動があった、としている。