日本郵船は1月31日、全日本柔道連盟によるリサイクル柔道畳を供与する国際貢献事業に賛同し、アジアの6か国に向け850枚を超える柔道畳の海上無償輸送を実施したと発表した。
グループである郵船ロジスティクスの手配のもと、昨年末に輸送が完了した。
バングラデシュでは、昨年の12月26日に引渡し式と柔道実演会が開催された。
今回輸送された柔道畳は、日本政府が行っている国際貢献事業「Sports for Tomorrow」のもと、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた練習環境を整備するために使用される予定だ。
日本郵船はかねてから本業であるモノ運びを活かした社会貢献活動として、アジアの子供たちへ再生自転車、ランドセル、絵本の輸送協力を実施しているが、同連盟への無償輸送協力は今回が初めてとなった。
輸送に携わった柔道畳で研さんを積んだ選手たちが、健全な精神と身体を育み、日本の文化を世界に広めてくれることを心から願っているとしている。