グローバル・ロジスティック・プロパティーズは9月27日、同社が運用する「ジャパン・インカム・パートナーズI」が2017年GRESB調査(Global Real Estate Sustainability Benchmark)のインダストリアル私募ファンド部門で、アジアのセクター・リーダーに認定されたと発表した。
併せてGRESB評価で「Green Star」評価を取得し、「GRESB レーティング」において「4スター」の高評価を取得した。
GRESBは運用機関のESG(Environment、Social、Governance)にかかる取組みを「マネジメントと方針」、ポートフォリオの「実行と計測」の2つの軸から評価するベンチマーク指標。
マネジメント、ポリシーと開示、リスクと機会、モニタリングと環境管理システム、パフォーマンス指標、グリーンビルディング認証、ステークホルダーとの関係構築などの7項目によって構成されている。
2017年は、世界各国の850 の上場・非上場の不動産会社・ファンドが参加しており、うちインダストリアル私募部門への参加は61の機関となっている。
絶対評価による「Green Star」は4つに分類される評価の中で最も評価の高い分類にあたり、相対評価によって5段階に格付けされる「GRESBレーティング」では「5スター」が最高位。
今回の認定では、「ジャパン・インカム・パートナーズI」の運用施設におけるエネルギー消費量やCO2排出量を対象としたデータマネジメントシステム、グリーンビルディング認証の取得等が高く評価されたという。
GLPの帖佐義之社長は、「GLPでは物流施設専業デベロッパーとして物流の効率化と併せて、蓄積したノウハウや経験を活かした施設の管理を緻密且つ厳格に行っており、それらはグローバルな投資家の環境配慮を含めたサステナビリティの基準を満たすものとなっています。今回はそのような取組が評価され、認定を受けることが出来たものだと思います。今後も引き続き運営する施設の価値向上に努めてまいります」と述べている。