新日鉄興和不動産と佐川急便は9月29日からグランドオープンした「赤坂インターシティ AIR」で、施設内の物流を一元管理する館内物流サービスの提供を開始した。
赤坂インターシティ AIRで導入するサービス内容は、入退館受付、入館車両管理、入荷/出荷荷物の取次、共同集配、貨物用エレベーター運行調整、物流動線・施設内共用部の保全等の業務。
施設への直納車両の削減、入館者の導線管理による納品が効率化し、周辺道路での待機車両の削減を実現し、渋滞緩和や施設への流入制限によるセキュリティ向上、施設保全にも寄与する。
立地する赤坂一丁目地区は、各国大使館や外資系企業が集積する国際色豊かな地域であるとともに、都心でも希少な職住近接エリア。
東京メトロ銀座線・南北線溜池山王駅直結というアクセスで、オフィス、コンファレンス、商業、医療・託児施設、住宅から構成される地上38階建て、高さ205mの大規模複合ビル。
佐川急便では、これまで全国の大規模複合施設の館内物流を多数請け負ってきており、今回、施設の計画段階から本プロジェクトに参画し、より効率的な館内物流システムの構築に取り組んできた。
近年の大規模複合施設の増加に伴い、配送の効率化だけではなく、納品車両がもたらす交通渋滞やCO2排出量など環境負荷の低減とセキュリティ対策の確立が大きな課題となっている。
このような社会的背景を踏まえ、本施設で提供する館内物流サービスは、人・物・車・情報と施設保全を一元管理し、施設に出入りする全ての流れを把握することで、周辺道路の環境維持に寄与するとともに、地域社会の安心・安全に貢献し、環境負荷の低減を実現する。