SGホールディングスが2月2日に発表した2018年3月期第3四半期の業績は、売上高は7508億2800万円(前年同期比6.5%増)、営業利益518億4400万円(19.5%増)、経常利益539億1700万円(20.2%増)、当期利益300億2700万円(19.9%増)となった。
デリバリー事業の平均単価の上昇により285億円、取扱個数の増加により53億円、売上高が増加した。平均単価は540円(5.6%増)、取扱個数 9億8300万個(1.1%増) だった。
増益要因 は、売上高の増加と減価償却費52億円減少の効果によるもの。
デリバリー事業の売上高は6008億6800万円(6.9%増)、営業利益は428億7500万円(19.7%増)となった。
デリバリー事業は、配送品質の維持・向上及び働き方改革に対応した積極的な投資を実施するとともに、営業強化による取扱個数増加及び継続的な適正運賃の収受により堅調に推移した。
2017年4月3日にヒューモニーから電報類似サービス事業を譲受け、特定信書便やフラワーギフト等の拡販に取り組んだ。「GOAL」による営業強化を継続的に実施するとともに、日立物流との協業によって付加価値の高い輸送サービスの拡大に取り組んだ。
ロジスティクス事業の売上高は897億5500万円(9.3%増)、営業利益は7億8800万円(2.0%増)となった。
ロジスティクス事業は、国内では既存顧客の取引量の増加や、大型物流受注案件のコスト改善、越境通販の増加により好調に推移した。
海外では、航空運賃上昇及び新倉庫立上げによりコストが増加したものの、前年度に子会社化したSG SAGAWA EXPRESS VIETNAMの影響により営業収益が増加し、またフレイト・フォワーディングの取引拡大により物量が増加した。
通期は、売上高1兆400億円(11.8%増)、営業利益610億円(23.3%増)、経常利益635億円(24.0%増)、当期利益350億円(23.0%増)を見込んでいる。