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フェデックス/2018年度の売上高、9%増の650億米ドル超

2019年06月25日/SCM・経営

フェデックス エクスプレスは6月25日、2018年度の社会的目標の達成状況をまとめた報告書「グローバル・シチズンシップ・レポート2019年版」を発表した。

報告書では、社会的責任戦略を「顧客と事業の飛躍的な成長(経済)」「環境に対する対策の促進(環境)」「従業員の潜在能力への焦点(人材)」の3つの主要分野に分けて取り上げている。

それによると、2018年度の売上高は650億米ドルを超え、2017年度比で9%増加した。

アジア太平洋地域では、ベトナムのハノイとフェデックス アジア太平洋地域のハブがある中国・広州とを結ぶルートや、オーストラリア・シドニーとシンガポールを結ぶルートを就航し、輸送ネットワークを拡大。

起業家支援への取り組みでは、ビジネス・アイデア・コンテストを通じて学生や既存の起業家を支援している。

慈善活動としては、フェデックス ケアズ(FedEx Cares)と呼ばれる地域社会への貢献活動で、2020年までに200を超える世界中の地域社会へ2億米ドルを投資する目標を前倒して実行中。2018年度には、5500万米ドルを超える金額を慈善寄付に投じた。

環境面では、アジア太平洋地域ネットワークへのボーイング新型航空機の導入や、中国13都市での電気自動車導入など、燃料削減・省エネルギーの取り組みによって、前年度単年で二酸化炭素270万トン以上を削減した。

人材育成については、従業員一人当たりに平均19時間の研修を実施したほか、8800人以上の従業員に教育費補助として総額1100 万米ドルを助成した。

フェデックス エクスプレスのカレン・レディントンアジア太平洋地域社長は、「グローバル・シチズンシップ・レポートは、世界中のフェデックスの従業員が成し遂げた好事例や、アジア太平洋地域が当社のグローバルビジョンに基づいて実行した貢献の集大成。今後も世界中の経済や地域社会のために人々の連帯を維持し、可能性を届けるべく、資源、規模そして専門性を駆使してフェデックスの『乗数効果』を創造し続けます」とコメントしている。

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