三菱ふそうトラック・バスは8月6日、大型トラック「スーパーグレート」のリコールを国土交通省に提出した。
<改善箇所説明図>
制動装置で、リヤブレーキシューを固定しているスプリングの設定が不適切なため、走行時の振動入力でシューが振動してクリップ(シュークリアランスを調整するアジャスターを保持している部品)を叩き、クリップが変形したり破損することがある。そのため、使用を続けるとシュークリアランスが増大し、最悪の場合、リヤブレーキの制動力が低下するおそれがある。
改善措置として、全車両でリヤブレーキシューを固定しているスプリングを対策品に、車両下側のクリップを新品に交換する。なお、上側クリップについては、変形・破損が認められた場合は新品に交換する。
対象は1車種23型式で計9714台。不具合件数は100件で、1件の軽傷事故があった。
■型式等は下記URLを参照
http://www.mlit.go.jp/common/001302041.pdf