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プロロジス/埼玉県草加市に15.16万m2の食品関連物流施設着工

2020年10月19日/物流施設

プロロジスは10月19日、埼玉県企業局が整備する草加柿木フーズサイト(草加市)で、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク草加」を着工したと発表した。

<「プロロジスパーク草加」完成予想パース>
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<草加柿木フーズサイトの全体像>
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「プロロジスパーク草加」は、賃貸可能面積の約75%において複数の入居企業が内定しており、引き続き食品関連企業を中心に入居企業を募集している。

「プロロジスパーク草加」は、東京中心部まで約20km、東京外環自動車道(外環道)と国道4号バイパス(東埼玉道路)の結節点近くに位置しており、外環道「草加 IC」から約7km、「外環三郷西IC」から約4.9kmと至近の立地。

外環道は「三郷南 IC」~「高谷 JCT」間が開通し、千葉湾岸エリアと接続したことにより、物流の動脈としての機能が飛躍的に向上した。東埼玉道路は、国道16号と接続する計画で整備中であり、広域物流、地域配送のいずれにも利用可能な物流好適地である。

また、JR武蔵野線「越谷レイクタウン駅」より徒歩約13分(1.1km)と、徒歩でもアクセス可能な利便性の高い立地。加えて、草加・越谷エリアは居住人口が多い地域であり、草加市は人口約25万人、開発地に隣接する越谷、三郷、吉川市の人口を合計すると約80万人に上り、豊富な雇用が期待できる。

草加柿木フーズサイトは、埼玉県企業局が整備中の、食品製造・加工等の業務を行う企業が集積する産業団地である。工業用水の供給が予定されているほか、都道府県としては初の試みとなる「事前エントリー方式」により、進出企業を造成工事前に募り、各企業の希望に合わせ区画・基盤整備するオーダーメイド形式で開発された。団地全体で約19万m2の開発区域の内、プロロジスは約7万m2の敷地に「プロロジスパーク草加」を開発する。

施設面では、草加柿木フーズサイト内の約7万m2の敷地に、地上 4階建てのマルチテナント型物流施設として開発。中央車路とダブルランプウェイにより、大型トラックが各階へ直接アクセスできる設計とする。最大約1万坪のワンフロアオペレーションが可能であり、大規模な自動化設備を導入しやすい仕様だ。

この施設は、草加柿木フーズサイトのコンセプトに合わせて、食品関連企業の入居を前提とした設計としている。柱スパンは 4tトラックが3台接車できる11mを基準に、11m×11mを採用した。1階北側部分には、食品加工・プロセスセンターなどが入居する際に必要となる、大規模な床かさ上げや排水経路に配慮した計画としている。

防災面では、免震構造を採用するほか、近年増加傾向にある水害を想定した地面のレベル設定を計画することで、人命および入居企業の使用する冷蔵設備、自動化設備などの保護を図る。また、プロロジスの BCP(事業継続計画)として標準仕様である、非常用発電機、給水設備、緊急地震速報、衛星電話などの設備のほかに自家消費用太陽光発電設備の導入を検討することで、災害に一層強い施設づくりを行い、入居企業の事業継続をサポートする。

環境面では、全館LEDを採用し、倉庫には高天井用の人感センサー付きLED照明を採用することで、入居企業の電気代削減にも寄与する。

さらに、周辺地域からの車通勤も想定し、駐車場を500台以上確保し、カフェテリアや売店等のアメニティ設備により働きやすい環境を整える。

■計画概要
名称:プロロジスパーク草加
所在地:埼玉県草加市柿木町
敷地面積:約6万8631.07m2
延床面積:約15万1602.78m2
構造: 地上4階建 鉄骨造(免震構造)
着工予定:2020年11月
竣工予定:2022年4月

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