UCC上島珈琲は7月9日、レギュラーコーヒー製品の価格を9月1日から改定すると発表した。
コーヒー生豆国際相場は、2021年2月から上昇基調に転じ、5月28日には4年半ぶりに1ポンドあたり160セントを超えるまでに急騰し、今後も高値圏で推移すると推察されることから。
加えて、2021~22年度は世界最大の生産国ブラジルが裏作にあたるとともに、昨年11月から続く降雨不足の影響が重なり、豊作だった前年度から大幅な減産が予測されている。
さらに、円安による影響やコロナ禍による海上輸送網の大きな混乱により、海上輸送料金も大幅に上昇していることを挙げている。
このようなことから、家庭用レギュラーコーヒーについては、9月1日からメーカー出荷価格の改定を実施。その結果、小売店の実質店頭価格は20%程度上昇するものと見込んでいる。また、業務用レギュラーコーヒーについても、9月から納入価格を順次改定する。併せて、全国の直営の挽き売りコーヒー店についても、レギュラーコーヒー主要アイテムの販売価格を改定する。