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OrLinK/地場大手卸売業の倉庫に倉庫制御システム導入

2023年08月22日/IT・機器

福岡市に本社を構えるOrLinKは8月22日、地場大手卸売業の顧客に自動搬送ロボットと連携した倉庫制御システム(WCS)を8月に納入したと発表した。

<1、2階フロアのイメージ>
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地場大手卸売業の新設された倉庫内の1・2階の2フロアに渡って合計30台の自動搬送ロボットと連携するシステムを納入したもの。

そのうち、パレット搬送は主に1階での運用を担う。合計14のステーションと、160パレットを搬送・管理する自動搬送ロボットの制御を行う。顧客が保有するPC・ハンディターミナルやシグナルタワーと連携し、わかりやすいインターフェースで従業員の倉庫運用が最大限効率的になるように設計している。

棚搬送は主に2階での運用を担う。2つの入出庫ステーションと111台の商品棚を運ぶ自動搬送ロボットを制御している。いわゆるGTP(Goods To Person)、センターにおいてピッキングや、棚入れ場所までロボットが棚を搬送する。顧客が従来から使用していた在庫管理システム(WMS)の改変を最小限に収め、コスト効率にも貢献している。

これらにより、スムーズな運用では顧客の自前のWMS(在庫管理システム)と接続を実現。自動搬送ロボットにはない機能補完では、ロボットコントローラにない機能として、保管場所・搬送場所管理、搬送制御を実施。複数モードを実装では、パレット入庫/仕分け、バラ入庫/仕分け、荷合わせ、在庫移動、棚卸等の各業務に対応。

また、複雑な商品管理ではSAランク品/BCDランク品/バラ品の管理、搬送先制御機能を実装。システム改造コストの低減ではWMSからの指示なく、必要なステーションに対して、自動で空パレットの準備及び、空パレット戻しを実行できるとしている。

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