日本通運は7月27日、中国の現地法人日通国際物流(中国)と欧州日本通運が、中国欧州間クロスボーダー鉄道輸送サービスに、混載輸送商品を追加し、販売を開始する。
中国側は武漢、欧州側はドイツ・デュイスブルグを起点に、コンテナ1本に満たない複数の顧客の荷物を日通がまとめて鉄道で輸送、中国・欧州の各都市までは日通グループのトラック輸送網で責任を持って配送する。
少量の貨物を速く・安く送りたい顧客の要望に、複数の輸送モードを組み合わせた日通の総合力で応える。
中国、欧州の各現地法人がRail Waybillを発行し、発地から着地まで一貫して輸送責任を明確化することで、顧客に安心のサービスを提供する。
昨年11月に販売開始したコンテナ1本単位の貸切輸送サービスに加え、1本のコンテナに複数の顧客の荷物を積み合わせる「混載」サービスを追加し、「第3の輸送モード」としての位置付けを強化した。
輸送コストは、航空輸送の30~70%に圧縮(海上輸送の2.5倍程度)。リードタイムは、海上輸送の半分から5分の2程度に短縮。
運賃料金は、わかりやすく利用しやすいドア・ツー・ドアのパッケージ料金。
サービス専用の輸送経歴追跡サービスで、日々、最新の運送状況を顧客に配信し、欧州ではデュイスブルグ・中国は武漢・重慶にそれぞれ鉄道輸送専門のチームを設置、各種問い合わせや見積もりに個別に対応する。