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NECロジスティクス/スタンレー電気株式会社のロジスティクス改革受託

2001年11月01日/未分類

NECロジスティクス(株)は、スタンレー電気(株)のグループ全体の生産革新活動に連動した「ロジスティクス改革」を両社共同で取り組むことを目的に、「ロジスティクス・パートナー」として国内外一貫物流を受託した。
「ロジスティクス・パートナー」契約締結の意義
スタンレー電気株式会社の「ロジスティクス改革」においては、物流を単なるアウトソーシングによることなく、物流事業者と一体となって物流改革を行うことにより、全体最適のサプライチェーンを構築することを目的としている。
そのために物流事業者に要求されるものは、物流業務の効率的な実施にとどまらず、SCM手法を取り入れた間断なき提案とその実行にある。
したがい、「ロジスティクス改革」実行においては、物流事業者を物流業務の受託者ではなく、国内外のスタンレー電気グループ全体にわたる物流改革を推進するうえで、対等なパートナーと位置付けている。
その選定にあたり、数社のコンペティションが実施された結果、同社がロジスティクス・パートナーとして選定された。
日本電気(株)の生産革新において、「かんばん方式」に対応した物流システムの導入や、全国輸配送ネットワークの構築などにより、NECグループのSCM構築に大きく寄与し、実績を上げている。
また、トヨタ系物流会社との提携により、自動車・電子それぞれの業界に機敏に対応できるインフラも整備しており、顧客であるスタンレー電気グループの「ロジスティクス改革」に適用するとともに、同社の生産革新(SNAP)と連携し、3PL業者として更なる物流事業のブラッシュアップを企図している。
この契約の対象範囲は、国内外にわたる調達・生産・販売の物流全域とし、最適な輸配送ネットワークの構築、情報システムの構築、梱包資材の一元管理などにより、最終的には、スタンレー電気株式会社の総物流費の30%以上の大幅な削減を目標としている。
国内物流においては、10月下旬から、まず東北エリアから実行し、順次拡大して、2002年上期には全面稼動とするよう目指している。
また、国際物流においても、10月中旬から日本を起点とした輸出入を対象に、順次提案後スタートし、2002年下期からは、海外においてもSCM活動に連動したロジスティクスを順次水平展開していくことを目指している。
今回のこの大規模かつ新契約形態である「ロジスティクス・パートナー」の取り組みを皮切りに、各産業界のSCM構築を"サプライチェーン・ロジスティクス"(SCL)として全面的に支援する改革活動を各社に呼びかけ、産業界全体の徹底したムダ取りとロジスティクスの全体最適化の推進に寄与していく。

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