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スズケン/福岡県に物流センター稼働、設備投資60億円

2010年12月29日/物流施設

スズケンの子会社である翔薬(福岡市)は2011年1月4日、福岡物流センター「SILC」(福岡県八女郡広川町)が竣工し、稼働する。

<福岡物流センター>
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福岡物流センター「SILC」は、九州の全てをカバーエリアとし、配販分離と定時頻回納入を推進することで、納品リードタイムの短縮や品切率の低下を目指す。

施設は、敷地面積2万1171㎡、3階建で、延床面積は1万9901㎡、保管品目は21000品目で、年商約2,000億円の処理能力を有している。設備投資額は60億円。

同社では全国9拠点の物流センター構築を進めているが、現在稼働している札幌、戸田(埼玉県)、神奈川、千葉、江南(愛知県)、阪神(兵庫県)に福岡物流センターが加わり7か所となった。

今後、宮城、岡山を整備し、全国に9拠点の中規模物流センターと補完する8拠点の商品センターを設置する計画。

福岡物流センターは、独自の「倉庫管理システム(WMS)」の導入により、納品した商品のロット・有効期限の管理を可能にし、製造不良等による回収対象医薬品を迅速に回収することができる。

「デジタルピッキングシステム」と「POS検品システム」を導入している。

セキュリティ対策として、向精神薬、毒薬、毒物・劇物などを保管する特殊品庫とセンターコントロールルームには、眼球の虹彩認証システムを設置し、商品の特性に合わせた厳重な管理を行っている。

また、ICチップ入り非接触カードによる全館の入退室管理や監視カメラによる24時間監視を行っている。

福岡物流センター「SILC」の概要
名称:SILC(シルク)(Shoyaku Innovative Logistics Center)
所在地:福岡県八女郡広川町大字藤田737-4(久留米・広川新産業団地)
敷地面積:21,171.64㎡(6,404.42坪)
建築面積:8,911.30㎡(2,695.66坪)
延床面積:19,901.14㎡(6,020.09坪)
構造・規模:鉄骨造地上3階建

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