バーン ジャパン(株)は、大手無線通信機器メーカーのユニデン(株)において、バーン社のERP製品(BAANⅣ)を日本、中国(広東省に2ヶ所)、香港、フィリピンの4拠点、5サイトにおいて導入を1999年に完了、2年間の安定稼動を経て、大幅なコストダウンとリードタイムの劇的削減を実現していると発表した。
ユニデンでは、日本国内だけでなく海外拠点を含めた購買、生産、物流、販売システムの一元管理体制が実現し、各拠点から全データがリアルタイムに把握できるグローバルなシステムが構築され、経営判断の一層のスピードアップと、常に先を見越した活動展開が可能となる基盤の確立に成功した。
RPの導入に当たっては、インターネット・ソリューション・プロバイダであるネットウィナーズ(株)が中心となり導入を推進し、現在も同社が運用面を含めユニデン社のシステムを全面的にサポートしている。
ユニデンは、2000年問題への対応をきっかけに1997年より情報システムの抜本的な見直しに着手。既に主力製品である通信機器において、開発・設計を日本、調達を香港、製造を中国・フィリピンのアジアパシフィック、販売はアメリカという3極体制のグローバルオペレーションを実施していたが、各拠点では独自情報システムで運用されていた。
今回の情報システムの刷新において、主要拠点をリアルタイムに業務連動されることが最重要課題とされ、グローバルな世界標準のビジネスプロセスをもつERPパッケージの採用を決定した。
ERP製品の選定に当たっては、強力なビジネスモデリング機能、複数拠点の設計と展開を可能にするマルチサイト機能と、製造業向けの豊富な生産管理機能を持つ点を評価して、BAANの採択を1998年9月に決定。
同年10月には、社長をトップに、ステアリングコミッティ、実際の活動を行う情報システム部を中心にERP導入プロジェクトチームが発足。プロジェクトチームでは、ERP(BAAN)のコンセプトの理解を徹底的に行った後、まず製品開発・設計業務においてPDM製品、CAD製品とBAANとの連携を行った。
これにより材料原価の低減と設計情報の購買システムへの即時反映を実現。次に、在庫削減や、欠品回避を行うために資材過不足管理情報を充実させることを念頭に、調達・製造・販売システムの構築を行った。
同社ではシステム開発を日本国内の本社で行い、その後、日本、中国、香港、フィリピンの4拠点5サイトでビックバン方式の導入を行い、1999年9月に全面稼動を果たした。
ERPの導入により企業内の情報システムが最適化された同社では、サプライチェーンの構築や、グローバルオペレーションの強みを生かし、EMSを視野に入れた新しいビジネスモデルの検討を開始している。
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ユニデン/バーン ジャパンERP、日本、中国、香港、フィリピンに導入
2001年11月14日/未分類
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