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テムザック/新型警備ロボットの公開実験

2001年12月27日/未分類

(株)テムザックは12月21日、北九州市で新型警備ロボットの公開実験を行った。
今回のロボットは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「即効型地域新生コンソーシアム研究開発」のプロジェクトの一環として、福岡県産業・科学技術振興財団が受託したものをテムザック・北九州工業高等専門学校・九州工業大学などを中心とするコンソーシアムが開発しているもの。
開発中の警備ロボットは、ビルディング内を自動巡回し、かつ非常時には遠隔操縦によって初期消火などの具体的な対応の出来る実用的なロボットとしての可能性を秘めており、商業ビルなどでの利用を想定している。
実験の狙い
5月から始まった開発の中で各メンバーが個別に作ってきた研究要素を今回ひとつのロボットにはじめて取り込み、今後洗練すべき箇所はどこかを洗い出すために実験を行った。
公開実験の内容
基礎的機能の検証ということで、自律エレベーター昇降、自律走行、自動電池交換、初期消火の実験を行った。
・自律走行実験
既存の機器などにない革新的な点は、自律走行に加え、警備員の判断により遠隔操作が出来ることです。さらに、自律走行と遠隔操作を切り替え 作業を一旦中止することなく、緊急時対応を行うことができた。
・自動バッテリー交換実験
バッテリーステーションにロボットが自ら行き、その場で電池交換。充電のため長時間止めることがなく(交換時間2分未満)巡回警備に戻ることができる。24時間稼動可能!
・初期消火実験
消火の他、音声による警告など犯罪・事故・災害に対する初期対応をロボットを通じて行うことが出来る。制御は遠隔操作で行う。今回は実験のため、背中に積んだ消火器から二酸化炭素を噴射。
今後の開発予定
今回の警備ロボットは、3月4日、5日に東京で行われるNEDO成果報告会「REGTEC2002」にて正式発表する。その発表までに更に改良を加えていく予定で、当初の課題をつめるとともに実用化に向けての研究も続けていく。
3月段階で出来た機械が完成ということでなく、一日も早く実際に世のため役に立つ実用的な機械を作る方針。完成時にはよりコンパクトでスムーズに動き、消費電力量なども大幅に削減する。

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