プライムシステム／物流コストを約１０％削減「輸配送統合管理システム」新発売

（株）プライムシステムは、物流コストを約10％削減する『輸配送統合管理システム』を販売開始した。
システムは、同社のロジスティックス・グループが開発した製品で、これまで統合化の難しかった物流システムの最適化を実現。出荷データの取り込みから、輸配送計画、配送行動管理、実績分析までを広くカバーした統合システム。
システムの内容は、配送物のオーダー管理、実績分析、配車計画など、９つのサブシステムで構成されている。
配車計画をシステムの核としており、、最も高い積載率で、最も短い配送ルートを選定するのが特徴。配送オーダーに基づいて自動的に届先を振り分け、振り分けられた荷物に従って、届け先の「時間指定」、利用するトラックの「トン車指定」といった制約条件を決める。
その結果から最も効率的な配送プランが選ばれるのである。
この他にも配送プロセスのデータ管理を一元化することで、データのメンテナンスを容易にし、常に最新で信頼性の高いデータを確保できるなど、輸配送業務の全般に対応できるシステムとなっている。
ユーザーはこれらの各種サブシステムを、必要なときに自由に組み合わせて利用することが可能で、ハードの環境は、スタンドアローン型から複数の端末を備えるクライアント・サーバー型まで対応している。
ユーザーが独自で開発した場合は、各サブシステムの統合化の費用に数千万円かかるものを、同社では1500万円前後で販売してゆく。販売先は製造業、卸、小売業をはじめ、30台前後の車を保有する中堅の物流業者などが中心。今後1年間で約30セット、約5億円の売上げを見込んでいる。
稼動環境
■ＯＳ：Windows２０００プロフェッショナル
■ＣＰＵ：ペンティアムⅢ
■メモリ：２５６ＭＢ（推奨５１２ＭＢ）
■ハードディスク：６ＧＢ（推奨８ＧＢ）
■モニター：１７インチ以上（解像度１０２４×７６８）
■ プリンター：Ａ３サイズ対応のレーザープリンター