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昭文社、シビルソリューションズ/共同でSVG地図提供サービス開始

2002年04月08日/未分類

(株)昭文社は、(株)シビルソリューションズと共同で、昭文社が保有する高品位デジタル地図データを格納したXML地図データベースを構築した。
両社はこのデータベースからSVG形式で抽出するシステムを開発し、2002年6月よりSVG地図の提供サービス「BaseMapサービス」を開始する。
SVGは、Webの標準化団体であるWorld Wide Web Consortium(W3C)から2001年9月に勧告された『 XMLベースのグラフィックス記述用言語 「Scalable Vector Graphics(SVG) Ver1.0」 』のことで、ブラウザ上で画像を拡大/縮小しても鮮明に表示することができるベクトル形式のデータをWeb上で扱うことを目的に標準化された言語。
SVGでは、複数レイヤの重ね合わせ、アニメーション機能など、今までのラスタ画像では実現できなかった高度な表現が可能なうえ、従来のWEBテクノロジとも親和性が高いため、画像を使用したインタラクティブな機能を簡単に実装することができる。
また、SVGはXML(テキスト)データで、あらゆるシステム環境に適用できるため、異なるシステム間でのデータ連携が容易であり、データ再利用性の向上などシステムコストの引き下げが期待できる。
このサービスはその特性を生かしてシステム環境に依存しないSVG形式の地図データを企業ユーザ向けにインターネットを通じてリアルタイムに提供するサービスで、ユーザ側にSVG地図をリクエストするサーバプログラム(=Java)を提供することにより、既存・新規を問わず社内のイントラシステム(情報共有システムや営業マン支援システム等)に地図機能を組み込むことができる。
従来、地図情報システムを利用する場合、高コストな専用の地図システムを導入するか、コストを抑えるため、外部の地図サーバを共有するASP地図サービスが採用されている。
ASP地図サービスの場合、低コストは実現できるものの、外部に自社データを転送して利用することで発生する安全面での課題や、地図データを共有していることに起因する、ユーザ側で自由に地図のカスタマイズができないといった課題がある。
更にSVG地図はユーザ個々で地図を自由にカスタマイズ(レイヤ指定・色の変更、独自アイコンの採用、アニメーション化など)することが可能で、高品位で綺麗な地図では返って主題が目立たないといった従来の問題も、主題のアニメーション化によって解決する。
また、SVG地図はXMLの特性を活かして、企業間の異なるシステム上で地図を基にした情報共有を実現したり、アニメーション地図をカット図として配布したりできるのも大きな特徴です。 尚、SVG地図をラスタライズ(一般的なビットマップ画像化)することができるので、クライアント環境に制限がある場合でもサービス利用が可能となっている。
サービス提供を想定した企業の活用例
・ 営業マン支援システム(SFA)との訪問履歴管理(コーチング等に利用)
・ 携帯電話と地図システムの組み合わせによるフィールドサービス支援(現在位置把握&指示)
・ 顧客管理システム(CRM)とエリアマーケティングの融合に利用
・ 施設までの経路計算(距離、時間)による廃棄物処理施設決定支援
・ 自社ホームページに記載する所在地紹介(カット地図)
・ 各種報告書(提出文書)内の地図表記データとして利用
・ 地震・防災などの被害予測結果の情報共有に利用

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