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東京都/ディーゼル車排出ガスのNOx とPMの同時低減システム技術にメド

2002年04月30日/未分類

東京都は、(財)産業創造研究所と共同で、「ディーゼルエンジン用複合脱硝・粒子低減システム」の開発研究を進めてきたが、同システムにより、トレードオフの関係にある窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM )とを同時に低減することが可能であるとともに、炭化水素(HC)及び一酸化炭素(CO)についても低減可能とのデータが得られた。
ディーゼル車は、NOxやPMなどによる大気汚染の原因として、排出ガス対策が急務となっている。PMについては、DPF や酸化触媒等の後処理技術が実用化されてきたが、NO x については低減技術の開発が遅れていた。このため、NOx とPM を同時に低減するシステムの開発研究を進めていた。
「ディーゼルエンジン用複合脱硝・粒子低減システム」は、排気再循環(EGR)及び触媒反応器(NOx還元触媒と酸化触媒)で構成され、エンジンの全運転領域でNOx 、PMを低減する。
同システムを、4トン車用のディーゼルエンジンに組み込み、ディーゼル13モードによる実験を行った結果、NOx 、NMHC 及びCOに係る新長期目標に対し、それぞれ、ほぼ2割、8割、8割の低減可能、PMについても新短期規制値の2分の1 程度に低減可能、との結果を得たため、今後導入される新長期排出ガス規制への対応技術として活用が期待される。
問い合わせ先
東京都環境科学研究所 応用研究部
電話03-3699-1331
(財)産業創造研究所 柏研究所
電話04-7146-0011

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