トラボックス／ＧＰＳ配車システム「Ｔｒ＠ＧＰＳ」を開発

トラボックス（株）は、トラック業界向けＧＰＳ配車・運行管理システム「Ｔｒ＠ＧＰＳ（トラジーピーエス）」を開発した。「Ｔｒ＠ＧＰＳ」はＫＤＤＩ（ａｕ）「ＧＰＳケータイ」企業向け「ＥＺｗｅｂ公式コンテンツ」として採用され、運用は６月からスタートする。
トラック運送事業者には、「トラックの位置情報を常時管理したい」というニーズがあるが、現状販売されているものは端末代金、固定費等が高く、導入が難しかった。
今回の開発により、中小事業者も安価で簡単にＧＰＳ配車・運行管理システムを導入することが可能になる。
「Ｔｒ＠ＧＰＳ」のシステムは、トラボックスの求荷求車情報サービスとの連動により、一番近くにいる空いている車両がホームページ上から探せるようになり、「Ｔｒ＠ＧＰＳ」を利用している会社の空き車両の効率活用に繋がる。（連携は今秋スタート予定。）
費用は、初期費用無料、ＧＰＳケータイ端末1台当たりの月額利用料を1，000円（通信料を除く）と低価格にしており、来年３月までに５００社、携帯端末10 000台の利用を見込んでいる。
また「トラボックス」はトラック運送業界の総合ポータルサイトとして一層のサービス拡充を図る一方
トラック運送業界だけでなく、タクシー業界、バス業界、バイク便業界にも広く「Ｔｒ＠ＧＰＳ」を拡充する予定。
また、日時別に車輌毎（端末毎）の位置情報履歴を地図、および一覧表により表示し、運行データ解析によるルート見直しによる効率化提案材料としても利用できる。
複数のトラックの状況（実車・空車・積中・卸中など）を管理者側PC端末上で同時に把握し、目的地までの距離計算がされることにより「どの車両が目的地に適しているのか」をPC端末上で瞬時に判断できる。
ドライバー側も、現在地が瞬時に確認出来ることから、事故などが発生した場合に正確な位置情報の通報が可能になる。さらに、配車側（PC端末側）よりドライバーへ、積込地・卸地等の位置（地図）情報を送信できるとともに、配車側（PC端末側）よりドライバーへ、メッセージの送信が可能。