LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

鈴与/「新型スワップボディ車」実用化

2002年11月14日/未分類

鈴与(株)は、「ウィング型台車」に対応した新しい輸送システム車である「スワップボディー(脱着ボディ)車」を日本トレクス(株)と共同開発し、特許出願を行った。また、同車を運送事業の「戦略システム車」として位置付け導入する。
「開発車輌の主な特色 」
・世界で初めてのウィング型の台車。
・シャシー部の総輪エアサスペンションを操作して、自力で台車を昇降することにより、台車部分の脱着が可能。
・アルミウィングは手動で開閉でき、台車切り離し状態でもサイドからの積み卸し荷役が可能。
・総輪エアサスペンションで振動を抑え貨物への衝撃を最小化。
スワップボディ車導入によるメリット
同社の持つ輸送拠点にスワップ車を揃えることにより、集荷と配送において、より安定した 荷扱いサービスが提供できるとともに、顧客との連携を強めることによって、コストメリットのあるサービスの提供を可能にする。
また、台車を切り離して輸送できるため、「貨物を詰め替えることなく乗り継ぎ輸送が可能となり、乗務員の長時間労働が軽減される」「様々な台車仕様を持つことによって、より少ないトラック台数で複数の仕事が可能となり、車両の管理維持コストを低減できる」とともに、平成15年度から始まる「トラック輸送の排ガス規制」をにも貢献できる。
今後の展開
同社は、国内物流事業の柱のひとつである運送事業に力を入れ、全国的な輸送ネットワーク網の整備として、北海道から本州、九州各地へ輸送拠点を設置すると共に、トラック、トレーラーの陸上幹線輸送と海上フェリー輸送などの大型貨物輸送と、各拠点内の集配送網の拡充を行ってきた。
このネットワーク輸送を更に有機的に押し広げていくために、特に運賃下落傾向が激しく、競争条件の厳しい大型単車トラックの貸し切り輸送に、スワップボディ車を投入し、営業拡大を図る。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース