i2テクノロジーズ・ジャパン／複数の基幹システムで分散管理されたオーダーをWebで統合一元化

i2テクノロジーズ・ジャパン(株)は、企業の情報システムを統合管理するWebサービス・ベースのアプリケーション「i2 DOE（Distributed Order Execution：注文統合管理）日本語版」の販売を開始した。同製品は、ERPなどの大規模システムを運用している製造業などを対象に提供される。
製造業では、バリューチェーン内のサプライヤー、工場、事業部、販売会社、量販店がそれぞれ独自の情報システムを運用し、システム間の連携が取れていないことが問題となっている。
また、日本企業は競争に勝つため、工場の海外移転やOEM、EMS、物流の効率化などを進めており、企業を取り巻くバリューチェーンはますます複雑になっている。「i2 DOE日本語版」は、オーダー（注文）を中心にこれらの情報システムを統合管理し、バリューチェーン内の可視性を向上するツール。
「i2 DOE日本語版」は、オーダーの集約・媒介・承認・進捗管理や、拠点別在庫管理、ロットや棚による在庫管理、ワークフロー管理などの機能を提供し、バリューチェーン内に存在する複数のオーダー、複数のフルフィルメント（受注から納品までの流れ）、複数の基幹システムを統合管理するソフトウェア。
既存のEAIツールと違い、複数の事業部や企業をその性格に応じて統合管理することが可能で、ビジネス環境の変化に応じ、システムの追加・変更が容易に行える。
米国では半導体大手のサイプレス社やテーラーメード・アディダス社などが運用を開始しており、実績をあげている。
同社からの直販、ならびにパートナー各社を通じて同製品を販売する。