山之内製薬(株)、ソフトバンク・グループで購買支援事業を展開するディーコープ(株)並びに日本アリバ(株)の3社は、企業の間接材調達を電子的に実行するソリューション「AribaRBuyerTM(アリバ・バイヤー)」の山之内製薬への導入に関して合意し、今月より本格稼動を開始した。
「AribaRBuyerTM」の国内大手製薬会社への導入としては今回の山之内製薬への導入が初めて。
日本アリバが提供する「AribaRBuyerTM」は、企業内の各部門で発生する間接材の発注を企業全体でとりまとめ、購買業務を集中・自動化し、インターネットを通じて発注することで、1. 大量発注によるコスト削減、 2. 購買業務の一元管理、3. 購買サイクルタイムの短縮、などを実現する間接材の電子調達ソリューション。
企業内で発生する出張時の交通チケット、事務用品、消耗品など多岐に渡る間接材を購入する際、1.電子カタログによる商品選択、2. 社内承認、3.サプライヤーへの発注、4. 決済、という一連の購買プロセスをシステム化するとともに、インターネットを通じたサプライヤー企業との企業間電子商取引(B to B)を構築することにより、集中購買及び大量発注による価格交渉力の向上、また、購買情報の一元管理及びプロセスの短縮を実現し、総合的な間接材のコスト削減を可能にした。
山之内製薬ではことし7月より本社と蓮根事業場(東京・板橋区)を対象に事務用品についてテスト稼動を展開していたが、10月より更に国内支店(12ヶ所)、研究・技術センター(4ヶ所)、工場(3ヶ所)及び一部を除く子会社に導入範囲を拡大し、全社的な間接材の電子調達を開始した。
また、11月の本格導入では出張時の交通チケット(国内・海外航空券、JRチケット)を電子調達の対象品目とするとともに、今年中には更に人材派遣、贈答品などを対象品目として追加する予定。
山之内製薬では、これまで製品の原材料などの直接材購買を中心に担当していた購買部を10月1日付で改組し、新たに間接材調達の専門グループを設置。これにより今後、間接材電子調達の推進・運用及び、調達実績分析並びにコスト管理の体制がさらに強化されることになる。
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山之内製薬/電子調達ソリューション「AribaRBuyerTM」導入
2002年12月01日/未分類
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