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アスクル/平成15年5月期中間決算、次世代物流センター効果

2002年12月22日/未分類

アスクル(株)の平成15年5月期の中間決算は下記の通り。
経営成績
・中間期の業績の概況
中間期におけるわが国経済は、完全失業率や倒産件数などは高水準のまま推移し全体的には依然として極めて厳しい状況が続いた。当社をとりまく経済環境も、物価下落傾向から、顧客の価格に対するご要望が強くなり、厳しいものとなった。
このような環境において、同社は、「お客様のために進化するアスクル」という経営理念のもと、顧客の求める商品やサービスのご提供に努めてきた。
顧客開拓は、マーケットでの競争は激しさを増しましたが、順調なペースで推移。中間期も登録いただいた顧客の利用促進を目指し、顧客の購買動向の分析結果により分けられた各グループごとに適切な販売促進策を実施した。
商品は、顧客の要望を満たすとともに、低価格なオリジナル商品を引き続き拡充した。平成14年9月に発刊した2002秋・冬号カタログでは、顧客の声をもとにサプライヤーとのコラボレーションによる共同企画商品の開発を強化。
物流体制は、平成14年4月に立ち上げた次世代の物流センターである「アスクルDCMセンター」において、入庫業務や庫内業務に焦点を当てた効率化を引き続き推し進めた。
収益基盤は、各オペレーション業務の改善・改革による効率の向上が図られたことによりコスト削減を実現。
これらの結果、売上高は514億60百万円(前年同期比115.0%)。営業利益は24億11百万円(前年同期比130.3%)、経常利益は24億15百万円(前年同期比129.8%)、原状回復費用および固定資産除却損などの特別損失もあり中間純利益は11億53百万円(前年同期比150.7%)となった。
・通期の見通し
通期の見通しは、景気の先行き不透明感の強まる状況下において、顧客の購買傾向や商品の売買価格にも影響があると予想される。同社は、このような経済環境下においても、引き続き着実な成長を目指すとともに、収益基盤を強化させる。
顧客開拓は、顧客層の拡大も視野に入れた開拓にも積極的に取り組むとともに、登録顧客へのサービスを強化し、さらなる需要の掘り起こしを行う。
商品は、顧客の要望を満たすオリジナル商品を充実させることにより、顧客の満足度を高めると同時に利益率の向上を図っていく。
物流体制は、「アスクルDCMセンター」において、入庫業務や庫内業務に焦点を当てた効率化を引き続き推進し、顧客へのサービスのさらなる向上を目指す。
以上により、通期の見通しは、売上高は1,020億円(前期比110.3%)、経常利益は47億円(前期比119.1%)、当期純利益は23億円(前期比129.1%)を見込んでいる。
・会社が対処すべき課題
商品とサービス面は、「需要予測システム」「SYNCHROMART(シンクロマート)」システムといったシステムを活用することで、サプライヤーと協力関係を強化し、顧客にとってより価値のある商品を提供する。
また、これまでの成長戦略と併行して、利益構造を強化するため、業務フロー改善およびローコストオペレーション推進などの業務改善を徹底的に行っていく。

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