松下電器／モータ社、中国市場での顧客密着による大拡販経営体制の構築

松下電器産業（株）の社内分社 モータ社（以下：モータ社）は、中国市場での顧客密着による大拡販体制の構築を図る。
生産機能は、基本的には中国に集約します。そのため、武生松下電器（株）、ナショナルマイクロモータ（株）、およびマレーシア松下モータ（株）の一部の生産を中国に移管。
モータ社は、セットメーカーの中国展開に併せ、顧客密着でセットとのバリューチェーンを構築するとともに、中国ローカルメーカーなど新規市場の開拓を図り、開発・製造・販売の全ての面で体制を強化し、中国での事業で売上高１ ０００億円（連結）を目指す。
現在ある家電モータの２つの生産拠点に加え、２００３年秋の操業を目処に日本・東南アジア向けの家電モータの生産を担う杭州松下モータ（家電）（有）を設立し、情報・産業モータの生産拠点である珠海松下モータ（有）では、新工場を設け、これらの拠点拡大により、２００４年度までには中国生産を現在の約２倍にまで拡大する。
生産拡大の取り組みに加え、中国におけるマーケティング戦略づくり、Ｒ＆Ｄの機能強化や中国部材の活用推進を図ることで、さらなる事業拡大、顧客密着体制の強化、コスト力の強化に取り組む。