バンテック／セカンドＭＢＯ実施

みずほキャピタルパートナーズ（株）が運営するMBOファンド「FBF2000」は、2003年8月下旬を目途に英国スリーアイグループおよびPPMベンチャーズから両者が保有する（株）バンテックの株式すべて（発行済株式の61.7％）を買収することを決定した。
これは、バンテック経営陣とともにセカンドMBOを行なうもので、今後、バンテック経営陣とみずほキャピタルパートナーズは協力してバンテックの業容と企業価値の拡大に努め、できるだけ早く株式公開を実現させる予定。
バンテックは、日産自動車（株）の物流子会社として約50年に亘り自動車部品物流を担ってきたが、2001年にMBO方式により日産自動車グループから独立。
ＭＢＯ実施後、JITなど自動車関連業務で培った高品質の物流ノウハウを広く荷主企業へ提供するとともに、社長を含めた経営陣の優れた経営力により、毎年増収増益を継続し、企業価値を飛躍的に増加させてきた。
さらに、ロジスティックス業界では欧米と同様に業界再編が急速に進展するとの認識のもと、バンテックは更なるステップアップを目指して、企業物流の一括アウトソーシング、各種提携、M&Aなど多様な手法を通じて、ロジスティックス業界において積極的な投資を行い、本邦屈指のリーディング・ロジステック・プロバイダ－を目指す方針。
このため、MBO企業の株式上場第1号を実現させるなどMBOに関する高度かつ実践的なノウハウを有し、各種投資案件に迅速に対応できるみずほキャピタルパートナーズと組んで本邦初の本格的セカンドMBOを行い、更なる成長戦略を推進し、できるだけ早い株式公開に繋げていくこととする。