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ヤマト運輸/平成16年3月期第1四半期業績(連結)、赤字

2003年08月03日/未分類

ヤマト運輸(株)の平成16 年3 月期第1四半期の業績概況(平成15年4月1日~平成15年6月30日)の経営成績(連結)は下記の通り。
第1四半期におけるわが国経済は、昨年に引き続き国内需要は低迷し、全体として厳しい状況で推移した。トラック輸送業界におきましても、価格競争をはじめとした企業間の競争は更に激しくなり、厳しい経営環境が続いた。
このような状況のもとで同社企業グループは、「ヤマトグループ新生進化3か年計画」にもとづき、4月1日よりエリア・センター制を導入し、宅急便、「クロネコメール便」などの更なる品質向上に努めるとともに、営業所の多店舗化を推進するなど、顧客の利便性の向上に取り組んできた。
営業面においては、4月1日にリニューアル発売した「クロネコメール便」の営業を拡大するなど、積極的な営業展開により増収に努めた。
事業フォーメーション別の業績は、同社企業グループの業績は季節的変動が大きく影響し、例年7月の中元時期および12月の歳暮を含む年末時期に売上が増加するため、第1四半期の業績は他の四半期に比較して低くなっている。
また、第1四半期は四半期決算導入の初年度であるため、前年同四半期との比較分析は行っていない。
なお、事業フォーメーションは、宅急便・「クロネコメール便」を中心としたデリバリー事業、法人向けのロジスティクスを提供するBIZ-ロジ事業、生活者向けサービスを行うホームコンビニエンス事業、法人向け情報システム開発を行うe-ビジネス事業、企業および一般消費者向け決済や集金代行を行うフィナンシャル事業の5つの事業に分類している。
■デリバリー事業
宅急便業務は全般的に堅調に推移。「クール宅急便」の取扱個数は20百万個となり、前年同期に比し6.2%増加し、「コレクトサービス」は15百万個となり、前年同期に比し7.8%増加した。その結果、宅急便の総取扱個数は2億23百万個となり、前年同期に比し3.6%増加した。
また、「クロネコメール便」は、4月1日よりリニューアル発売をしたことなどにより、大幅に増加した。これに、鉄道、国内航空、その他業務などを併せたデリバリー事業の営業収入は1 834億78百万円となった。
■BIZ-ロジ事業
BIZ-ロジ事業におきましては、本年4月1日にロジスティクス事業の一部を会社分割し、ヤマトロジスティクス(株)に、海上フォワーディング事業、通関事業、美術品輸送事業ならびに国際引越事業を会社分割し、ヤマトグローバルフレイトにそれぞれ承継させ、内外一環のロジスティクス事業の体制を整備し、積極的に営業展開した結果、BIZ-ロジ事業の営業収入は223億25百万円となった。
■ホームコンビニエンス事業
引越、物品販売などを含めたホームコンビニエンス事業の営業収入は128億96百万円となった。
■e-ビジネス事業
東京都江東区に新センターを4月に竣工し、積極的な営業展開に努めた結果、営業収入は67億79百万円となった。
■フィナンシャル事業
フィナンシャル事業の営業収入は、コレクトサービスの手数料およびリース料収入を含め55億41百万円となった。
以上の結果、営業収益は2 310億21百万円。
これに対し、費用は、諸費用の削減に努めたが、宅急便ネットワーク再構築にかかわる費用の増加などがあり、営業損失は17億75百万円となった。
これに営業外損益を含めた経常損失は11億31百万円となり、第1四半期純損失も19億円となった。

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