(株)サトーは、岩手県での牛肉のトレーサビリティシステムを実施の支援を行っている。
岩手県では、昨年2月から牛肉のトレーサビリティシステムを実施しており、岩手県内の小売店で販売される「いわて牛」の詳細情報がインターネットのホームページで確認できる。
岩手県内で肥育生産されるすべての牛と、他県牛で岩手県内で販売される牛、岩手畜産流通センターにおいて加工される牛について、トレースビーフカードを生産農家が記入し、岩手畜産流通センターに提出し、そのカードは小売店まで牛肉と一緒に伝達される。
小売店頭ではサトーのハンドラベラーやバーコードプリンタを使って「いわて牛」のパック肉に個体識別番号と岩手県のホームページアドレスを印字して貼付けている。
消費者はホームページ上に「いわて牛」の肉パックの個体識別番号を入力することによって、牛の身元や流通履歴をトレースビーフカードから確認できるシステム。
現在、「いわて牛」の個体識別番号を表示している店舗は岩手県内・外あわせて130店舗あるが、岩手県のトレーサビリティシステムは、牛肉の安全・安心・信頼の確保と同時に、「いわて牛」の産地ブランドの確立に役立っている。
ことし6月4日に牛肉トレーサビリティ法が成立し、牛肉の基本情報(の開示が義務付けられている。この法律は牛海面状脳症(BSE)発生を予防し、またはまん延を防止することを目的とし、安全な牛肉を安定的に供給する体制を確立するためのもので、全ての牛に個体識別番号を示す耳標が装着され、この個体識別番号を牛の肥育からと畜産、加工、配達、小売にいたる過程で表示することが義務付けられた。
今回の牛肉トレーサビリティ法の制定によって食品のトレーサビリティシステムの導入が全国的に進むものと思われ、同社では食品分野における流通過程で製品と情報を一致させ効率的に情報管理する仕組みを提案し、トレーサビリティシステムの導入を積極的に支援していく。
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サトー/岩手県の牛肉トレーサビリティシステム支援
2003年08月21日/未分類
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