藤沢薬品工業(株)と山之内製薬(株)は、2004年10月1日付けで両社の一般用医薬品事業を統合し、共同出資会社を新設する。
両社は、医療用医薬品事業をグローバルに展開する一方、国内において一般用医薬品事業を展開しており、藤沢薬品は「プレコール」、「エージーアイズ/エージーノーズ」、「オイラックス」など、山之内製薬は「ガスター10」、「カコナール」、「マキロン」などの主力ブランドを有している。
基本合意は、一般用医薬品市場における競争力をさらに強化し、将来への成長基盤を固めたい両社の考えが一致したもので、製品、販売網、ノウハウの統合によって売上規模の拡大を図るとともに、効率的な事業運営による収益性の向上を目指す。また、この共同出資会社は、両社からのスイッチOTC候補についての第一選択権を保有する。
両社の一般用医薬品事業は、主力製品間の重複がほとんどないことに加え、規模がほぼ同等であるなどの点で、事業統合の組み合わせとして最適なものと考えております。今後、セルフメディケーションの進展や、規制緩和によるビジネス機会の拡大が見込まれる中、共同出資会社はこれらの強みを活かすことにより、消費者からの一層の信頼の獲得と、一般用医薬品市場での更なるプレゼンスの拡大を図っていきたいと考えております。
主な内容
1.藤沢薬品並びに山之内製薬は、両社の一般用医薬品事業(医薬部外品、化粧品、食品を含む)を本体より分離し、共同新設分割により共同出資会社を設立する。
2.共同出資会社は、2004年10月1日に設立する。
3.共同出資会社への両社の出資比率は、50:50の対等出資とする。
4.共同出資会社の代表取締役社長には、大江 方二(現藤沢薬品執行役員 薬専事業部長)、代表取締役副社長には吉長 孝二(現山之内製薬取締役 ヘルスケア事業担当)が就任する。
5.共同出資会社の従業員は約200名とし、基本的に両社より概ね同数が転籍する。
6.共同出資会社は、藤沢薬品並びに山之内製薬が自社の医療用医薬品の一般用医薬品への転用を企図する場合に、国内における開発・販売を優先的に検討する権利を持つ。
両社は、今後共同出資会社の事業運営に関する協議を進め、2004年5月を目処に最終合意書を締結することを予定している。
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藤沢薬品工業、山之内製薬/一般用医薬品事業を統合
2003年10月18日/未分類
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